鉄道合図灯
鉄道用信号機の種類。夜の作業の作業灯や懐中電灯としても使用ができるようになっています。信号として使用するため、上部にレバーがあり、赤や青、白色に切り替えることができます。
光源には電球を使用するものと、燃料として油灯を使用していたものもあります。
くわしく解説されているサイトは(こちら)
白光式合圖燈(押型)
光源は電球と、ネットで調べると同型のものは、2Vの充電式蓄電池(TA2-2)を使用しているものと思います。
昭和39年とあるので、2022年現在では58年前のものです。
作業用途のため、底部には「ぼっち」がついており、ひねるとモードがかわります。
真ん中にすると、「ぼっち」がでてきて、床に置くと灯りが消えます。持ち上げると点灯します。
反時計回りにまわすと消え。逆にまわすと床においても点灯したままになります。
鉄道合図灯に興味をもったきっかけが「ケムリクサ」というアニメ作品です。
作中で、おそらく広島電鉄の路面電車(車番 1904)が出てきますが、夜のシーンで鉄道合図灯と思われるものを光源として使用しています。
上部と背面に取っ手がついているので、白光式合圖燈(廻型)のほうが形は近いのかなと思います。
入手について
現在のヤフオクでは以下のような感じで出品されています。
白光のものもあります。お値段があまり高くなく、きれいなものが出ていたら買いでしょう。
古いので点灯するかどうかは、あまり気にしなくてもよいと思います。
根本的に壊れている場合、前面のガラス部分とか、へこみ、破損がある場合は直せないので、そういう破損がないものがいいでしょう。
修理
昔の製品のコレクターには、現状そのままで保管しておきたい方か、使えるものを入手したい方。あるいは自分で修理する人がいます。
修理して点灯するようにしてみます。
現代にはLED電球(電球色)や単2電池、単3電池があります。
電球はおそらく切れており、充電用バッテリーは使えないかもしれません。充電方法も古いので不明です。
古いため、充電すると火をふく可能性もあるかもしれません。
電池式+LED電球(電球色)としてよみがえらせます。
底は開くようになっています。
光るように以下のものを使いました。
- LED電球(電球色)
- 単3電池ボックス(8個直列用) x 2
- 銅箔テープ
- 絶縁テープ
古いもののため、あと鉄道に興味があったとかではなく、ふと気になって入手したものなので詳しくありません。
使い方も不明でした。
本体はヤフオクで入手しました。本体はきっと塗装がされていたものをはがしたのでしょう。比較的きれいです。
バッテリーはついていませんでした。電球はありますが、つくかは不明です。中の上部に替えの電球をいれておくところがあります。
上側の取っ手の部分は赤と青の切り替え用のものです。
開けてから仕組みを見てましたがわかりませんでした。
底の「ぼっち」も何のためのものかがわからなかったからです。
「ぼっち」を中央にまわし、出したままにしておくことにしました。
配線をします。古いのでちょっとやすりでみがいて、銅箔テープを使って接触面を作りました。
電気が通じるとこまるので、絶縁テープも必要な個所につけました。
単3電池用のバッテリーボックスは中に入るものを…
LED電球はよくある豆電球なので、LED電球でもE10のものはあります。
電球のボルト数は1.5V、3V、6V、12Vなどありますが、中に入るもので接続する電池の個数にあわせて選ぶのが良いでしょう。
私は1.5Vのにしようと思いましたが電池の個数を多くしたかったので違うのにしました。
単3電池ボックスは8個入りのを2つ重ねるとちょうどよい大きさです。
8 x 1.5V で12V。2つ使いましたので12Vを2つ並列に接続します。
赤の線はプラス。黒はマイナスです。それぞれの線は2本あり、最後の写真を見るとわかると思いますが、底面の蓋には黒を接続。導通してはこまるので絶縁テープを巻きました。
赤の線は、電池ボックスの側面に銅箔テープをつけて、合図灯の外側ケースの、電球のプラスが当たるところに金属があるので、その金属と接触する形で銅箔テープをつけました。
電池交換を意識してそのようにしました。
くみ上げてみましたが灯りはつきませんでした。テーブルの上に置いていてつかなかったので、持ち上げてみると点灯しました。床に置くと消えました。またひねると灯がつき、逆に回すと消えました。
これで良いと思いました。ちゃんと動きますし、LED電球です。切れる心配は当面ないでしょう。
夜。部屋の電気を消して、鉄道合図灯をつけ、手持ちのタブレットでケムリクサを見ました。
アニメの夜のシーンで合図灯をつけている箇所がありますが、手元の合図灯と同じ明かりです。