ハイレゾ

圧縮率により、圧縮後の音質の低下について調べました。

ffmpegを使ってWavファイルを各ビットレートに変換し、そのファイルをMiddle(L + R)、Side (L – R)に分け、周波数ごとのレベルについて見てみました。
大きな音が鳴っている付近の弱い音はどうせ聞こえないので削ってしまおうと言う考えなので、Side側で見るとわかりそうです。

64kbpsにしたaacファイルを wav に変換して Middle / Side に分けたファイル。
m4aファイルのMiddle側。10KHz 以上はカットされてしまっています。
また、聞いていても音が歪み聞いてられません。10kHz 以下の箇所にへんな落ち込みがあります。

Side 側。4kHz付近に大きな落ち込みがあります。音が出たり出なかったりするため、変なゆがんだ音に聞こえる正体です。

次は80kbpsにしたファイルです。13kHzよりちょっと上でカットされてしまっています。また途中音が落ち込んでいる箇所があります。
Middle 側。

Side 側。4KHz 付近に大きな落ちこみがあります。

次は 96kbps にしたファイルです。このへんになってくると歪みはあまり感じられなくなりますが、まだ圧縮の影響は分かる感じです。

Side側。まだ4k付近に落ちこみがあります。

128kbpsにしたファイルです。Middle 側。

Side側。4k付近の大きな落ち込みはなくなりましたが、たまに大きな落ち込みは出ます。

256kbpsにしたファイル。Middle 側。

side側。

音質的な影響を気にする場合、mp3 や mp4 などは同じ傾向ですが、最低でも128kbps以上、256kbps にしておけば問題はないのでしょうか。動画サイトにアップロードする場合は、音声が128kbps以上になるようにエンコードしておき、低音質で動画変換されないように調べておくのがいいでしょうか。

購入する場合は、mp3などの非可逆なフォーマットにせず、flacやwavファイル。またはdsdファイルにしておくのが良いかと思います。サイズを小さくしたい場合は自分で好きな形式でエンコードしてしまえばよいと思います。

ハイレゾ,動画サイト,音声

感動する音楽というのはいいものです。例えば、スタジオジブリのアニメ。感動的なシーンとか、合うのはオーケストラ系の音楽でしょうか。あと歌。

昔に公開されたものは当時の、マイクや録音、ミキシング機材などを使用しています。

近年だとマイクや機材の質が向上しており、またハイレゾで配信し、音声ファイルを有料で販売しているサイトもあります。

Youtube などの動画サイトに、オーケストラの音楽動画がアップされており、音質がどうかが気になったので調べてみました。

音質が良いものから悪いものの順に並べたとして私が考えるものは以下のとおりです。

  1. コンサートホールなどでの生演奏。
  2. 録音スタジオなどでの生での録音時に聞こえるもの。
  3. ミキシングやマスタリングが済んだあとの音声(変に調整していないもの)。
  4. 配信ファイルに合わせてフォーマットを変更したもの(本物のハイレゾ)。
  5. 配信ファイルに合わせてフォーマット変更したもの(ハイレゾ。ニセレゾも含む)。
  6. アニメやドラマなどの映像とともにBlu-RayやDVDに収録したもの。
  7. CDに書き込んだもの。
  8. 変にイコライジングしたり、音量を大きくしすぎたもの(海苔音源)。
  9. 動画サイトにアップロードした動画。
  10. ビットレートを下げたmp3やその他の圧縮音源。